データ・メール復旧・調査

フォレンジック調査でできることのひとつに、「データ・メール復旧・調査」があります。このデータ・メール復旧・調査は、「初期化されたパソコンのデータを復元させたい」「証拠隠滅のために完全消去されたメールやファイルを復旧させたい」など、さまざまなケースで行われています。ここでは、そんなデータ・メール復旧・調査の方法・手順や、調査が必要になるケース、実際の事例などをまとめました。

データ・メール復旧・調査は、「退職従業員のパソコンが初期化されてしまった」「改ざん前の文書ファイルが消されてしまった」などのさまざまなトラブル発生時に、データの復旧を行うものです。裁判などでの法的証拠能力が認められるかたちでデータ保全をし、削除されてしまったデータを復旧・復元させて解析調査を行います。

パソコンやスマートフォン、サーバー、USBメモリなど多様なデバイスが対象となります。また、調査会社にはよりますが、破壊されてしまった機器からでもデータ復旧・調査が可能のようです。

データ・メールなどのフォレンジック調査
にも対応できる厳選3社を見る

データ・メール復旧・調査の方法・手順

データ・メール復旧・調査は、調査会社にもよりますが、以下のような流れで進められるのが一般的です。参考にしてください。

なお、対象となるデジタルデバイスには、以下に挙げるようなものがあります。

など

データ・メール復旧・調査が必要になるケース

データ・メールの復旧・調査は、例えば、以下に挙げるようなケースで実施されています。企業はもちろんのこと、個人が調査依頼するケースもあります。

データ・メール復旧・調査事例

退職した従業員のパソコンデータ復旧事例

横領に及んで退職した元従業員のパソコンについて、削除されたメールやオフィスファイルのデータを復旧調査した事例です。 証拠保全と削除データ復旧を行い、特定のキーワードに関わるデータを抽出・調査。さらに、外部接続機器やクラウドサービスの利用履歴についても調査。 その結果、Webで総合振込や入出金照会等を見ていたことが確認できたほか、USB接続履歴もあり、給与明細等をUSB上で見ていた可能性も明らかになりました。

※参照元:デジタルデータソリューション株式会社(https://digitaldata-forensics.com/delete/)

退職従業員が削除したスマホデータ復旧事例

退職した従業員から高額な残業代請求をされたが、当該従業員の在職時使用スマートフォンからは大量のデータが削除されていたという事例です。不当な残業代請求なのではないかとの疑惑から、職務怠慢の証拠をつかむために調査が行われました。 抽出したデータは、削除された発着信履歴、メール送受信履歴、Web閲覧履歴、ログデータ、位置情報、写真・動画等のデータです。

※参照元:デジタルデータソリューション株式会社(https://digitaldata-forensics.com/delete/)

ここまで解説してきたデータ・メール復旧・調査以外にも、フォレンジック調査ではさまざまな調査が行えます。より有効な調査となるよう、調査会社を選ぶなら、自社の目的に合った内容の調査が行えるかチェックしましょう。

また、豊富な専門知識とノウハウが求められるフォレンジック調査なので、これまでの実績や専門性も確認することをおすすめします。さらに、サポート内容も充実しているとより安心して任せられるでしょう。

【目的別】
フォレンジック調査会社3選

フォレンジック調査の目的別に、「専門性」「対応力」があって信頼できるパートナーを厳選紹介。依頼先をリサーチしている担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

選出基準:「フォレンジック調査」で検索上位30社のうち、「不正・不祥事調査支援」「サイバーセキュリティ調査支援」「eディスカバリー支援」それぞれの領域において、公式サイトにて多くの実績を確認できた企業を選出(2022年1月調査時点)
アイコン
アイコン
不正・不祥事の証拠
適格に発見
解決したい

アスエイト・アドバイザリー

アスエイト・アドバイザリー
引用元:アスエイト・アドバイザリー
https://asueito.com/
アイコン
アイコン
サイバーセキュリティ
に対する脆弱性
診断し対策を立てたい

セキュアワークス

セキュアワークス
引用元:セキュアワークス
https://www.secureworks.jp/
アイコン
アイコン
国際訴訟における
電子データ開示・提出
に対応したい

FRONTEO

FRONTEO
引用元:FRONTEO
https://legal.fronteo.com/