このページでは、ウイルス感染インシデントに対応し、調査をサポートした事例を3件紹介します。
ある日、仕事をしていると、ファイルサーバのファイルが開けなくなっていて、システム管理者に報告し調査をした結果、「データを戻すにはBitCoinで金銭を支払え」と記載されているメールが見つかり、ランサムウェアへの感染であることが発覚しました。
データは、前日のバックアップがあったため、元に戻すことができたので、被害を抑えることができました。
しかし、調査のための時間は奪われており、再発防止策をとる必要があります。
そのために感染経路を調査し、感染源を特定、さらに感染活動の内容が明らかにすることで、再発防止に役立てることができます。
ある日、警察の方から電話があった。話を聞いてみるとPCがマルウェアに感染しているとのことでした。PCの特定、確保は容易だったのですが、マルウェアの検出はありませんでした。
警察の方が別件で調査を行なっていると、C2サーバーまで辿り着き、そのデータから他の感染者にも連絡することがあります。
こうした際は、C2サーバーと通信していたことになるので、さらにPCの証跡と照らし合わせることで、詳細な調査をすることができます。
ある通販サイトが、第三者による不正アクセスを受け、3万件以上のクレジットカードが流出したと見られる事件が起きました。
原因を調査した結果、第三者が不正アクセスをし、支払いに関するアプリケーションの改ざんが行われていることがわかりました。
通販サイトを運営している会社は、不正利用防止の策を取り、セキュリティや監視体制の強化を行いました。
DXを推進していくにあたり、ウイルス感染のインシデントのリスクが大きくなることはよくお分かりだと思います。そのため、これからの時代、企業の情報を全て扱っていると言っても過言ではないIT部門が果たす役割は大きくなっていきます。
以下のページでは、ウイルス感染のインシデントの対策に強いチームを作るにはどうしたら良いのか、具体的なプロセスや組織づくりを解説しています。
フォレンジック調査の目的別に、「専門性」「対応力」があって信頼できるパートナーを厳選紹介。依頼先をリサーチしている担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
元従業員が会社のパソコンを売買するなどして約7千万円を不当に得ていた事例。疑わしい2名に対し、ヒアリングを実施しつつ会社・自宅の両パソコン、携帯電話、クラウド上データを調査。データ数が膨大であったものの、フォレンジックによる手法で信頼性を損なわずコストも抑えた調査を実現。
テレワークという新たな課題に対して、ビジネスの安心・安全確保に取り組む必要があり導入。テレワークによって生じるリスクのマネジメントと、診断によってニューノーマルな働き方に貢献。
数百台の端末を対象に、解析ツールでの分析を行って攻撃ルートを可視化し、マルウェア感染の被害端末を特定。漏洩情報が売買されていないかも調査。その結果、情報漏洩が起きていた端末が判明し、ダークウェブにも情報が流れていたことが明らに。